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第164話 信じ合えた夜

작가: Aica
last update 게시일: 2026-09-06 19:00:37

「私ね! 本当にあのとき夏希のおかげで、なりたい自分になれたの。”出来ない”と思っていた弱い心を引っ張り上げてくれて、まだ気づいていなかったこの仕事の楽しさや自分のこと気づかせてもらえた」

私はつい嬉しくなって興奮気味に話してしまう。

「あぁ──。あの撮影を見て、それもちゃんと気づいていた。夏希さんは、きっと杏華の魅力を誰より輝かせてくれると、そう確信出来た」

一弥さんは、そんな私に驚くことも戸惑うこともなく、さっきから見つめる優しい眼差しのまま言葉を返してくれる。

「本当に──? あなたもそのときから、そう思ってくれていたの?」

「あぁ。あれは言葉に出来ない感覚のようなものかな。相性というか空気感というか。あの撮影を見ていただけで、杏華と夏希さんのその雰囲気は十分感じていたよ」

「そうだったんだ……」

「お互いがお互いを心から信頼し合っていて尊敬し合っている。それぞれが求めていること・伝えたいことや表現

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